好みのアロマエッセンシャルオイルを入手したら、ティッシュや化粧用コットンに一滴か二滴ほど含ませ、窓際やベッドサイドに置いて香りを愉しんでみましょう。

前項で紹介した、手軽なアロマ香水をつくってみてもよいですね。複数のアロマを組み合わせてつくっても、一種類のアロマだけでも、好みでお試しください。

基本のレシピは、無水エタノール8ミリリットル、アロマエッセンシャルオイル合計24滴、精製水1ミリリットル。フレグランスでいうところの、パルファンドトワレ(オードパルファン)くらいの濃度の香水ができます。

アロマバスを愉しみたい!という方も多いと思います。しかし、エッセンシャルオイルを直接湯に溶かすのは御法度。

エッセンシャルオイルは油。お湯に溶けづらいんです。溶けきらずに固まってしまったアロマが肌に直接触れると肌の弱い人はかぶれたり、赤く腫れ上がっってしまうことがあります。

アロマバスを愉しみたいときは、5ミリリットルのホホバオイルかアーモンドオイルを用意し、好みのエッセンシャルオイルを5滴ほど垂らしよく溶かしてください。

このようにアロマを溶かすためのオイルをキャリアオイルと呼びます。キャリアオイルを用いることでエッセンシャルオイルが湯に溶けやすくなり、アロマの効果も浸透しやすくなります。

さっぱりとアロマバスを愉しみたい人にはバスソルトがオススメ!大さじ二杯ほどの天然塩に五滴ほどのアロマエッセンシャルオイルを垂らし、よく混ぜたらお湯に溶かします。

塩には発汗作用があるため、からだがポカポカ温まり、新陳代謝がよくなります。アロマバスソルトをつかった入浴タイムは、健康的なダイエットにも最適!

お店で買うと値段の張るアロマバスボムも簡単にご家庭でつくることができます!

用意するものは、重曹40グラム、クエン酸20グラム、コーンスターチ10グラム。それらをよく混ぜてアロマエッセンシャルオイルを5滴ほど垂らし、水を加えながら団子状にこねあげれば、シュワシュワ発泡する楽しいアロマバスボムの完成!

好きな香りのアロマをで使い心地のよい石けんを手作りすることもできますよ。

アロマ専門店などで売っている石けん素地(石けんのもととなるもの)を購入してください。この石けん素地を100グラムつかいます。

アロマエッセンシャルオイルは3滴から5滴ほど。好みで調節してください。好きな香り1種類だけでも、何種類か混ぜてみてもよいと思います。

エッセンシャルオイルをよく溶かしきるためにホホバオイルかアーモンドオイルを15ミリほど用意。

あともうひとつ、用意しなければならない意外なものがあります。

…答えは、ベビー用粉末ミルク。このミルクが洗い上がりのしっとり感、つるつる感を演出してくれます。ベビー用粉末ミルクがこの役割を果たします。量は適当で大丈夫です。

まず、ホホバオイルかアーモンドオイルをキャリアオイルにし、粉末ミルクとアロマエッセンシャルオイルを加え、よく混ぜます。

それを、石けん素地に混ぜ込み、全体をひねりつぶすような要領でよくこねあげます。このとき、ジッパーつきの袋の中でこねると手が汚れず、作業がラクかもしれません。

しっかり混ざり合ったら石けんを成形し、日陰の風通しのよい場所に置き、二、三日乾燥させます。固まったらできあがりです。

アロマエッセンシャルオイルをバスタイムなどにどんどん活用して、毎日の生活をめいっぱい愉しんでくださいね!