香水のメインとなる香りをノートと言い、そのノートの種類には、香水の歴史が始まった頃から親しまれていた、フローラル、シトラス、グリーン、フルーティ、ウッディ、シプレ、フゼアノートなどがあり、そして1990年代初頭から新たにくわわったグルマンノートがあることをお伝えしました。

これまでにご紹介したのは8種類。しかし、フレグランスノートはこれだけにとどまりません。

2017年現在、分類の仕方にもよるのですが、少なくとも18のフレグランスノートがあることが分かっています。

“スパイシーノート”と“レザーノート”は名前を聞いて香りが比較的イメージしやすいのではないか、と思います。

スパイシーはピリッとした辛みや渋みなど刺激を感じさせる香り。代表的な香料は香辛料として聞き覚えがあるものばかりだと思いますが、ペッパー、シナモン、カルダモン、サフランなど。

さらにヒノキ科のジュニパーがあります。ジュニパーはしなやかな若木の匂いのする香料。ウッディノートとして使用されることも多いですが、やや苦みがあり、ほのかに甘さも感じさせる奥深い香りでスパイシーノートにはうってつけです。

つづいて“レザーノート”。その名の通り、革製品をイメージさせる香りです。カバの木の樹皮から採れるたき火の焦げた匂いを思わせるバーチタールなどがありますが、化学的に調合された合成香料がつかわれることが多いようです。

“アルデヒドノート”“パウダリーノート”、“オリエンタルノート”は名前を聞いても匂いに想像がつきづらいフレグランスノート御三家と言えるでしょう。

“アルデヒドノート”は化学的に調合された人工香料の匂いです。「そんな匂いを好む人がいるの?」と不思議に思う方もいるかもしれないですが、古き良き時代の大女優が「夜寝るときに身に纏う」と発言したとされる高級ブランド乳名香水こそ、まさに“アルデヒドノート”。

クセは強いですが、熱狂的に支持する人も多い香りです。

“パウダリーノート”は、言うなれば「ママの白粉(おしろい)の匂い」。女性用香水によくつかわれます。甘みがつよく、重い香りが特徴。もっとも香水らしい香水の匂い、と言ったらイメージしやすいでしょうか。

使われる香料は、バイオレット、シクラメンなど、どれも濃厚で甘い芳香をもつ花々。桜餅のような匂いを持つトンカビーンなどもつかわれています。

“オリエンタルノート”は、「東洋」をイメージさせる香り。男性香水につかわれる場合は気品を、女性香水に使用される場合は、官能性つよくを感じさせる香りとなります。

官能性を謳っているだけあって、使われている香料は、動物性のムスク、アンバーなど。重めの甘さを持つバニラなども“オリエンタルノート”によく使用される香料のひとつ。

そのほか、1980年代末に登場した瑞々しい香りの“ニューフレッシュノート”にはキリッと清潔感のあるラベンダーや、ローズマリーなどハーブが使われています。

海を意味する“マリンノート”は、海や空を感じさせる香りですが、自然界にある香料で使用されるのは、実際に海に関連する海藻くらい。キャロンなどの合成香料がつかわれていることがほとんどです。

“アロマティックノート”は、ハーブ、花、果実などから抽出したエッセンシャルオイルなどからつくられる、ナチュラルな香りです。

1980年代後半頃から流行し始めた、ニューフレッシュノートや、マリンノート、の特徴は軽さにありました。今後もまた新しいフレグランスノートがどんどん生まれていくのでしょう!

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